  ■見ようと持っていたムーミンのDVDを全て見終えました。レンタルで廃盤扱いで見られないものもあるんですが、後でどうにかします。
  ムーミンなんて、保守的な名作の一つに過ぎないと思う人もあるかもしれませんが。こんなに攻勢な作品、ないんじゃないかと思います。
 
 
  ヤンソン女史の生んだムーミンワールドを、小説だけでなく他のジャンルで加速させたのは、女史のママだそうです。マンガを姉弟で描かせたりとか。
  今のムーミン版権は女史の姪っ子中心で管理していると思いますが、一輝兄さんのように攻めを忘れないジャンルだなあと思います。
  (需要もあるんだと思うけど、さらなる映像化、グッズ、展覧会等、実に貪欲な展開。ついでに昭和ムーにも復活の兆しが・・・・あるはずない)
 
  ■アニメや漫画なら、むしろワガママっこが好きなんですが。好きな事なんでもするような子の方が。
  ただし
 
  ・保護者の目が光っている事 (ヤダモンの女王が、ヤダモンにバツマークをつけていたやつ)
  ・お目付け的なキャラがしっかり見ている事 (ヤダモンのタイモン、魔法少女キャラにはお約束の小動物たち)
  ・あくまで自分の出来る範囲のワガママである事 (他人に何かをやらせる系のワガママは見苦しい上に、話にならない)
  ・反省すべき時が来たら、きちんと反省する事
 
 
 
 
  等、ワガママによって得るものと、ぺナルティがあるものと、きちんと描写されていればいいなと思います。ジャイアンですら、両親と先生は頭が上がらない訳で、ジャイ子が「お兄ちゃんやめて」と言えば、やめるでしょう
  ワガママっこのウィークポイントというのも、人間味があって見ていて楽しい場合もあります。しかし平ムーのミイは
 
 
 
  ・そもそも保護者がいない
  世代的にはスノークと近いと言えるので、保護者云々の年じゃないかもしれないが。母親も姉も、ミイを見放していて、しつける気がない
  (ヤンソン女史の小説にも、ミイの保護者的キャラはいないし、そもそも女史の書くキャラはどんな幼児にも成人並みの「権利」があるので、しつけとか無縁)
  誰もミイを構わない
  野良犬のように、ムーミン家で飲み食いして、寝て、文句言っているだけの女 優しさと、「ここで追い出しても周囲にたかるだけだから」と諦めているムーミン夫妻。ミイは家事、畑仕事等一切しない
 
  ・誰もミイを叱らない
  叱ったって聞くような女じゃないし、他人の物を壊すし、盗む。人の悪口は言い続けるし、嘘を吐くし、イライラさせる イライラするからやめてくれと言えば「あんた小さい人間ね」とか言う女
 
 
  ・絶対に謝らない女
  ミイのやったことで、ムーミンが怪我をする回があるんだが、それでも謝らない女
  謝る代わりに態度がどうこうだとか、行動で示すのがミイだとか言うかもしれないが、その態度がよくないから、せめて言葉で謝罪しろとフローレンたちは言うんだが聞かない女
 
  昭和ムーで。何でそんなキツイ物言いなんだと言われたミイが、「そうしないと周囲に押しが利かない」と答えている。この事を参考にするなら、最早ミイは少女だ女の子だ、ムーミン谷の仲間だ、パパの養女だと言う前に、最早ヤクザじゃないかと思う
  ヤクザと言うか、天性のいじめっ子と言うか。イジメられる前に、イジメると言う悪魔のような女
  そんなにミイが威張らねばならないようなムーミン谷だとは思えない。しかしミイにはムーミン谷が戦国時代にでも見えいているのか。ミイは一人でヤクザやっている、怖い |  
 
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