■人間ドックを受けながら思った事
年齢って、アイデンティティにならないかもと思いました。私も中学生の時、高校生の時〜とあって、その時々で「私は中学生」「私は高校生」と思い分けていたろうと思います。
別に「私は事務」「私はグンマ人」とか思ってもいいんですが。年齢について思ってみても、来年になれば一歳違うわけで、いつまでも「私は何十代」とは言っていられません。
「24歳の漫画家」とかも、当時として強力なアピールだったのは分かりますが、いつまで経っても「年齢」にこだわるのは分からないなと思います。こだわりたいんだなとは思います。
南国でも。外伝で「シンタローは17だ」と年齢にこだわっていそうなサビが、どうしてもわかりません。説明的セリフだとは思いますが、むしろ「シンタローはいつかマジック兄さんの次に総帥となり、一族の運命も背負う子だから」と言って欲しかったなと
高松の場合、年齢ネタがイコール、ディスりなので、特にストレスを感じません。高松の場合、キンちゃんに出会った後の方が若々しく見える気がします、嬉しそうだから。
■ウテナじゃないですが。90年代後半〜就職氷河期後半くらいまでは、「カッコイイ女」がよくテレビ等で見られたなと思います。
(正確には90年代初めには、バルブは崩壊していたという。でもジュリアナ東京はあったし、皆、ヤバさに気が付かないくらい妙にテンションの高い数年があったのでは)
かっこいい女と言えば、安室ちゃんでしょうか。ルックス、歌唱力、トーク力、可愛さ等で、大人気でした。実力のある女と言うと嫌われがちでしたが、むしろブームになっていました。
同時期にモー娘。とか、可愛さとカッコよさと実力、等を兼ね備える女性達が出て来たような。歴としたアイドルで、ステージでは別人なのに、トーク番組では愛らしくお茶目で、ギャップもいいとか。
そのうち、いつまで経っても景気が良くならない事に、皆気が付き出したのか。
大戦中のドイツみたいに「女に仕事をさせている場合じゃない」と言わんばかりに、女性の非正規雇用が滅茶苦茶辛くなったり(所詮、女性活躍と言いながら、雇用の調整弁でしかない。女は男に食わせてもらえと、苦にまで考えている始末)
今までのアイドル、歌手とは違う、「隣のクラスの女の子」的な少女達AKBが台頭したのかなと。
無論、厳しい芸能界で芽を出した女性達が、そんな「普通」であるはずがなく。むしろ「プロの素人の女」と言う、よく分からんジャンルが確立されたのでは。
「アタシはプロ」という気合が、氷河期の影響受けまくりの男達に受けず、「アタシは貴男を癒すために生まれたの」くらいの方が好まれるようになった?
かっこいい女より、「お手て握らせてくれる、肩ひじ張らない女の子」の方が市民権を得て。(いやいや、握手とはいえ、とんでもないビッグな商売じゃんと思う)
いつまでも景気はよくならないし
疫病は蔓延しているし
昔、アイドルに貢げる「お小遣い」のあった人達も、今は親の介護や雇用の不安定さ等でお手上げなのかなと。90年代を駆けて行った、「カッコイイ女」だった相川七瀬が今も健在なのだけが、なんか嬉しいです。 |
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