madeingermany

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...... 2021年07月08日 の日記 ......
■ 生きる   [ NO. 2021070801-1 ]

■昭和ムーミンのミイって分からないんですが。一応昭和アニメ内で分かっている事と、妄想を書きます。

・美人でモテる姉と二人暮らし
・両親は他界している(小説ムーミンだと母だけ存在が明確で父は生死不明)
・唯一の肉親の姉がミイを世話している


でも全然ミイは成長しない。永遠に「ちび」。幸いアニメでは時間が止まっているけど、多分ムーミンやノンノンが大人になって家族を築いても、ミイは「ちび」。

ミムラ姉さんは、おばあちゃんになっても、ちびのミイの世話をしなければならない。どんな地獄。多分、縁談があっても「小さい妹がおりますので」と男を振るのだろうと思う。ワイン飲みまくるくらいのいい大人なのに。

ミイさえいなければ、またはミイが普通の少女だったら、姉はとっくにいい縁談に乗っかれたんじゃないかと思う。ミイはその地獄ぶりが分かっているので、精神不安定の上に、変にひがみっぽく、本来スノや姉と同世代なのに(スナより年上でもある)、ムーミンやノンノンという子供達とばかり付き合っている。



■ルーザー様って、生きるの下手だったなあと思います。疑う事を知らないと言おうか、パパが亡くなった時点で生き方を変えて欲しかったと言うか、無理だと思いますが。


・マジックの最初の敵はルーザー様だった



一人っ子としてしばらく家族、パパや周囲の愛情と期待を全身に浴びていたマジックは、最初の弟が憎かったと思う。

ルーザー様には分からないと思うけど、自分の全てを奪う下の兄弟というのは正直可愛くもなんともない。

ルーザー様は単純なので、兄は自分のことをパパの様に愛してくれると信じているし、弟たちは純粋に可愛いのだと思う。ルーザー様の中にはカインとアベルはいないし、放蕩息子のたとえ話とも無縁。ルーザー様には自分達家族が、完璧に幸せに思えたんだろうと思う。




でもマジックはルーザー様が憎かったと思う。パパがいつも出掛けているため、本来なら赤ちゃん返りしたい時期に、側にいるのはオムツつけていて無力すぎるルーザー様なので、頼るには程遠い。

しかも兄だからルーザー様を愛さねば、パパは納得しないだろうし、ルーザー様は無邪気に死ぬまでマジックの事もパパの事も疑わないし。

殺したいくらい憎い相手を、愛しなさいと「愛してほしい相手」に命ぜられる苦しみ。兄だ姉だという生き物は、一回はこんな苦しみを叩きつけられると思う。(私はそうだった)




いい加減苦しみに慣れ、ルーザー様も多少は大きくなった頃、ハレとサビが唐突に生まれる。もう兄と言う立場に慣れたマジックには新しい弟達が「怖いもの」ではなくなるので、お兄ちゃん出来る様になっている。

ルーザー様はマジックの気も知らないで、マジックと一緒にお兄ちゃん出来る幸せに浸っていそう。もう少しだけルーザー様に自己防衛本能や、観察眼があったらと思うけど、そんな小汚いものと無縁なのがルーザー様なんだろうと思う 好き。

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