madeingermany

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...... 2021年07月27日 の日記 ......
■ いんこ   [ NO. 2021072701-1 ]

■金田一の高遠。器用貧乏の頂点と言うか、マンガの表紙で学校関係者っぽいジャージ上下、かついつもの不敵な笑みの姿を見ていると悲しくなりました。

マネージャー等、多分一定以上の「生きるスキル」があるのに、なんでそっちに流れていくかなというキャラです。一みたいに、ふざけ合える人も、ごろ寝できる場所もないなのかなと。



(37歳シリーズの方を垣間見ると、さらにやばい人になっているよう。キレイに数話で事件が解決する金田一シリーズの中で、こんなに「引きずる」人もいない。

犯罪者キャラと言うとルパン三世だが、ルパンは意外中の意外な存在なので、他と比較しにくい。始めは祖父の莫大な財産で遊ぶボンボンという設定だったが、ルブランの方だと真剣に読むとそこまで遊べる遺産はないと思える。それに多分女性関係の派手さゆえに、「孫」は数多いそう)




以下、あんまり面白くない事です。







■七色いんこについて考えていました。

手塚治虫の漫画には珍しく、魔法要素が少なかったので読みやすかったです。(かの有名なアトムも、SFというよりファンタジーで自分には読みにくかった)

いんこは、実父の罪を暴きに舞台に行って、その後ろ姿でマンガも終わりになります。以下雑感です。



・いんこのお父さんみたいな人を知っているが、多分、子供が死んでも気にしないと思う。

「自分より先に死んで恥ずかしい子だ」「人様が笑う」「家(つまり妻)の監督不行き届きだ」等で、自分の子供が死んでもヘラヘラしている人はいる。

いつも自分中心の人は、子供が命がけでしていることをバカにして、自分の安全しか考えない。いんこは、自分の命と引き換えに、モモ子の身に起きたことや、手の及ぶあらゆる事を暴露する気だと思うが、残念だがそれくらいで改心する男なら、こんな騒ぎになっていない。

悪い奴は例えば刑務所から出てきても、最初にすることが「自分を訴えた相手を殺傷する事」だったりする。法に裁かれても人は変わらない。




いんこが自分の命をかけた舞台は、実子ゆえの緊迫感と言う面もあると思うが、親だ子だ言える心のある人は、もう少し初めの方でどうにかなっていないかと思う。

自分の父も

親戚や同居していない自分の子供、客人等に、

「貴方が心の友」「私の恩人」「大事な方」「また来てね」と連呼し、相手が玄関から出て行くと、「あいつそこの交差点で事故って死ね」くらい言うのだ。どっちが本音かは言うまでもない。

千里刑事ではないが、役者としていんこが生きていけるなら、それでいいと思う。あえて泥棒をしたり、あえて舞台上での親子対決等をするのは、いんこの寿命を縮めるだけだと思う。




万里子、モモ子の愛をもってしても、いんこを止める事は出来ない。仮にいんこの目論見が全てあたっても、今度は「犯罪者の息子」として生きていくだけだし。

(だから親子は難しい。もし父親に襲われても、適切に父親が裁かれたところで「性犯罪者の娘」という二つ名がつくだけで、父親は全く反省しないで、多分せっせとお礼参りすることしか考えないだろう

本当に、「自分を裁いた裁判官に復讐する人」があるのだという。分かりやすい「原告」なんて何をされるか分からない)

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