■イニD劇場版サードステージを見ました。
これが見たかったんだと思いました。池谷さん達スピードスターズにも出番があったし、非モテで庶民的な先輩達に描写にきちんと愛がありました。
(イニDなので、どうかすると「誰それが速い」等の顔出しだけで終わる可能性もある。愛がないと池谷さん達は出せないのでは カウントする先輩の出番に愛を感じた。拓海は秋名から高橋涼介にお貸ししている、というスタンスを取ろうとする池谷さんが好き)
子安さんは涼介のプライベートもやりたいとおっしゃっていましたが。イニDという巨大なお話自体が、涼介のプライベートなんじゃないかなと思います。
涼介は多分いつもあんな感じだし。といいつつ、凛先輩戦を見ないと結論は出ないなと思うので、もう少しアニメを見ようと思います。涼介も人の子だと思わせる最終戦が好きです。バカなんて言われたの、ほぼ初めてでしょう。
(あ〜でも啓介には兄として、史浩達にはリーダーとして、拓海には信頼する指導者、継美には、ご両親には、学校では、と涼介は常に「誰かの希望する涼介」なので、難しい。子安さんへ、具体的に「どんな涼介がやりたいですか」と聞きたい。対香織さんの場合も、「(涼介の思う理想の)男」として振舞うだろうし。)
■囚人のジレンマについて読みました。
有名な説ですが、名前がよろしくないなと。でも的確な名前だなと思います。
他にもし、「金が惜しいと言って子供の金を与えず、かえって子供がカツアゲや万引きに走り、子供にも家計にもご近所にも最悪な結果になる」という趣旨の名前より、なんとなく身近に思えない囚人のジレンマと言う名前の方がいいと思います。
財政が苦しいからと、福祉や医療に節約を始めると、住民の生活が危うくなって。目下の財政破綻より、住民の「他の自治体の方が暮らしやすい!」という転出を促して、自治体から住民がいなくなる、というアレなのかなと。
同人誌即売会だと
・とにかく自分が赤字なのは分かっている
・うっかりカタギの人に「マンガ描いている」と言ってしまうと、「どこの雑誌に載っているの?」「いくら稼げるの?」「本屋にあるの?」等、悩み相談したかっただけなのに、何故か才能ある小金持ちのような扱いになり、余計に苦しむ。
自分はウッカリ職場の人にもらしてしまい、「仕事で使う漫画描いて」と言われ、遠回しに断ったつもりが通じず、数日後に泣いて謝った事がある。なんで「料理が好き」と言う人には「レストラン開くの?」とか言わんのに。
さて同人で体力も金もギリギリというか、実家住まいでなかったら瓦解しているレベルである。
出費を防ぎたいと、会場内の自販機で水を買うより、遠くグンマのスーパーで買ったミネラルウオーターを持参する。東京の飯は高くて食えないので、グンマから持って来た安いパンを食べる。
つい、会場で「一冊でも自分が売れなかったら、他サークルさんの本は買わない」という、囚人のジレンマが発動する。節約、節約と思うと、確かに一冊500円前後の薄い本は安くはない
ジレンマを突き破るのは、「あの本面白そう」というオタク心なので、ジレンマは長続きしない。サークルとしては瓦解しているのに、一般参加者としては充実して、安からない新幹線で家に帰る日になる。
あと。自分のサークルが瓦解中なのは、別に他サークルさんが囚人のジレンマを発動したわけではなく、単に魅力がないからだと思う。 |
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