■日文でも英国物でもあるんですが。
「独身男性の、数年にわたる同居生活」ってなんだろうなと。
古めの世界なので、マンションなどのインフラがなくて、ホームズみたいな暮らし、または漱石のこころの先生の暮らしみたいなあれなんだろうなと思います。ハドソン夫人や、下宿先の奥さんが家事をするあれ。
学業や仕事で親元を離れるのだけど、男が掃除炊事などするはずがないから、下女がいるあれ。そいで下女に手を出してもめるあれ(行人であった 彼岸過迄、坊ちゃんでも下女に手を出す主人が出てくる)
劇中にあんまり出て来ませんが、男達が優雅に暮らしている背後には必ず女中さんがいます。だからこその「独身男性達」の暮らしが成り立つんですが、昔の家事なので、手間は半端ないはずで、確かに家事専属の人がいないと暮らしが回りません(着物は手縫い、炊事は炭)
・・・・家事の上手い地域密着の男と、ひたすら忙しいイケメンの生活。涼介、昔の男達の様な優雅な暮らしを選ぶなら今だと思いました。家事は漱石の頃に比べれば、かなり楽になったわけで(谷崎の文章に出てくるような金持ち達って、今でもいるんだろうか。)
■もう間違いだとしか思えないんですが。地球は丸いから、いつかどこかにたどりつくだろうと思って暮らしています。
田舎なので、四大卒の人が周囲にあまりいません。
京都市内なら、まず京大があるし、阪大他でっかい大学が多いので文系私立四大卒(院には行かない)なんて、穀潰し以外のなにものでもないことはよく分かります(※これは入学時に教授に言われ、卒業時・就活時に思い知らされる)
そして、特に女性は自分の学歴を口にしません。婚活の場で、バカ正直に自分の学歴と専攻を話し、破談につぐ破談の後気が付きました。
そんなんでも
大卒=頭がいいという体裁で扱われ、発達障害、かつバカ丸出しなのがバレると「頭いいんでしょ?」と言われたものです。要は期待外れという事ですが、ただの文系オタクです、石投げないで下さいと若い頃は泣き暮らしました。
そういう癒えない傷があると
啓介や拓海の様な、軽やかな生き方が出来る人の事がよく分かりません。拓海はまだ庶民ですが、啓介は多分あの子学歴とか何だとかじゃなくて、ルックスと感性と性格で生きていきそうです(努力家でもあるんだけど、富豪の努力って分からない)
じゃあ涼介なんてもっと分かんないでしょという所ですが。
・第一子ならではの苦悩、苦痛 (竹淵にも下に弟妹がいるが、彼等は人種が違うんじゃないかと思う。陽キャ)
・多分、「頭いい」という体裁?ゆえに面倒くさい目にあっているのでは(涼介はガチで頭いいけど)
・異性運が半端なく、ない (涼介のおっかけの女の子達は、完全に涼介をアイドル視して、本当の彼氏が出来たら涼介の事忘れそう 涼介はあくまで推し)
・毒親持ち (その仕返しの様に、親の金でプロDしたのかなと思う。ワゴン車3台ってレンタルだとしても、洒落にならない)
涼介、真面目で観察力のある、タフな人と幸せになればいいじゃんと思い、一人で熱くなっています。(こういう自己愛な二次が恥ずかしくてならないけど、多分、こういう熱さを求めないと、自我が凍死すると思う) |
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