■宮本百合子の伸子を読み終えました、以下雑感です。
・ここまでベッドの中まで深刻に書かれて、男の方は生きた心地がしなかったんじゃないかと思う。
・意外に濡れ場が多い。冒頭のキスシーンからして、男が弱っている女に無理に行為に及んでいて、ロマンが足らない。
一回目読んだ時は考えなかったけど、男女の出会い〜大恋愛〜結婚〜離婚までの話なので、性についての言及も結構あった。でも「伸子は拒んだがダメだった」「男が狂ったように」「生理的行為」等、イチャイチャには程遠いと言うか、男を嫌い抜いて離婚する話なので、「体の相性はよかった」とか書かれても困る。
(一応主題は「伸子の心のありよう」だと思うので、夜めっちゃ楽しかったとか書かれると主題が揺らぐ・・・のか)
この小説をただの男女の話と読むか、何かしらの社会的なものとして読むか。なんて考えると面倒だけど、滅茶苦茶に書かれる男の気持ちや立場も分からなくない。
少女の様な伸子と、鮮烈で混じりけのない恋をし、「自分の全てを捧げる」とか言い切るのは嘘じゃなかったと思う。ただし小細工と言うかナルシシズムというか、芝居の様と言うか。「僕に悪い所があれば、直してあげてもいいけど、べつに僕悪い事一つもしてないし」といい態度はあかんかったと思う。
伸子の愛したバラを切ろうとしたり。病気で同情を買おうとしたり、伸子の親族に情愛がなかったりと、最低の男であるという証拠の様な話が多い。
そんなこんなで、冒頭で「もしかして伸子が妊娠した?」というムード、時代性もあるけど「子供出来ないの?」というあけっぴろげな会話など、最早打開の方法は性しかないような小説だったけど、それ、漱石が散々やって「失敗」していたしと思う。10人くらい子供がいても、金之助さんはキツイままの金之助さんだった。
(昔のこととはいえ、常時鏡子さんはお腹に子供がいた。また妊娠した!と漱石は言っていたらしいが、そりゃあんたのせいだと当時の漱石の友達が突っ込んだと言う。)
■思い立ってこち亀を一巻から読んでいるんですが。雑感です。
・冗談抜きでヤバイ 普通に凶悪で極悪な振舞いが多い。ドリフ的な予定調和的なアクションとも言えそうだが、実は自分はドリフが得意じゃなかった。自分は生まれながらに、イジメられる・酷い目に遭わされる・笑われる方の人間なので、見ていて辛い。
劇画でギャグをするというのがテーマだったらしいが、近年のファミリー向けなコミックな面を思うと、全然違う漫画だったらしい。
・女性の扱いが酷い 1970年代ならやむを得ないのか。それにしても、女は感情的だとか、女は〜とか結構まだ次々に出るよなと思う。
・最初はこち亀、両津!という空気より、一応「警察官」の漫画だったんだなと思う。そのうち、誰も中川の制服や両津の振る舞いについて特に突っ込まなくなるだろうから、逆に新鮮。
■自分の車のホイール、アルミでした。イニDで普通のホイールはダサいとかいうセリフがありましたが、自分のホイールを見たら一応アルミだったようです。
よく分かりませんが、普通ホイールや車体は鉄で、高級で軽くなるとアルミだとか聞きます。ふーんと思っていましたが、そう言えば軽くてよく曲がる・・・気がしてきました。
これまたよく分かりませんが。
WRXの新しいのは出ない様でも、STI自体は続くんだなと思いました。レヴォーグもかっこいいじゃないかと思いました。しかし鉄道同様、そもそも所有していないし、買う予定はないし、買ってもスポーツカーなんて持て余すよなと思います。
自分がこの業界にテコ入れするなら。こち亀の中川にでもならないとダメなわけで。結局、鉄道同様、お空の星みたいなもんだと思いました。(でも自分の一台だけはあるだけ違うのか) ------WebKitFormBoundaryWW7w2KBwA4HvEBcm Content-Disposition: form-data; name="image"
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