■こころの先生について考えていました。親の遺産だけで暮らす、漱石の小説では珍しい金持ちな主人公キャラです。珍しいなと思わせておいて、「叔父さんに金を奪われた」「自分はもっと大金持ちだった」と死ぬまで執着する人でした。
本当に叔父さんに欺かれたなら、もっと困窮してやいないかと思います。Kのお墓買ったり、結構自由です。でも奥さんに「たかが友達一人自殺したくらいでメソメソして信じらんない、その上まともに子作りも出来やしない男ね」と思われていて可哀そうかなとも。
■清次と涼介について
・白いいいクルマ乗っているのと、性別と、毎日京一京一言っているくらいしか、共通点ないんだが。
・基礎的な頭脳と、知識量、判断力等は無論涼介の方が段違いにいい。ドラテクも清次は有り余っているけど、「裏書き」が足らないため、涼介にははるか及ばない。
でも
普通に男女問わず友達と明るく楽しく過ごしたり。実家ともなんとかやって行く力は、清次の方があるんじゃないかと思う。
涼介の方が「裏表」があって、器用過ぎて辛い人生の様な気がする。どっちがどうと言うことはないと思うけど、清次に「使い分け」とか不可能そう(でもないな、元気のいい接客とか多分得意な子)
清次の場合
京一と言う脳力的に最大のウェポンがあるので、人生詰まないだろうなと思う。涼介の場合、頭がよくて、顔がキレイで、ある程度「誤魔化せる」男だと思うので、いらん苦痛・苦悩が多そう。
涼介
まるで清次が京一を思う並に「頼り」にしたら。プライベートだとものの見事なカワイイお馬鹿になるんだろうか。清次より「言う事聞かない」上に、「ビンタはなるべくならしたくない(号泣されそうで)」相手なので、ストレスフル京一さん(・・・いや楽しいのか)
■涼介、自分の中でどんどんお馬鹿になっていくなあと思いました。医者になれるくらい優秀な人なのは分かっているんですが。
(ところで涼介は京大タイプの秀才ではないのだろうか。むしろすごい頭いい人ほど、ファンキーに生きている気がしてならない。京都ならではの現象なんだろうか。
京大行くくらいだから、凡人には予想もつかない人生だろうことは分かるけど。京都の私大は大体、「京大の先生」が学校に来て講義してくれる印象なので、間接的には恩恵を受けた。
京都が学生の街である理由も、大部分は京大のお陰かもしれない。学生はんやろ?で大体の事はスルーされていたような。
ところで北関東のセレブ・実家の太い学生は何をするのかというと。クルマ乗ってるだろうなと思う。いじったり、やたら詳しくなったりして。・・・涼介、まんま北関東人) |
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