 ■漱石がそれからで。
(※おおまかに)暇と金のある人しか、本当の仕事は出来ないとか言っていました。そんな事言う代助は、じゃあ代助こそ働けば?と平岡夫妻に言われます。
金のために働くのは仕事じゃないとかもあって。何言っているんだろうと思ったんですが。そう言えば、少し前の時代だと、ものすごいお金持ちが博物学的な活動をしたり、中国だと官僚になって大金持ちになって〜というノリです。
金と時間がないと、創作や研究は出来ない?のかなと。実際日本は研究に誰もお金を出さないから、頭脳流出とも言われます。
自分が、志賀と啓介に同じ匂いを感じたのは間違いじゃなかった気がします。(志賀の創作していない時期の収入ってなんだろうと思うが、そもそも志賀は本当の大金持ちなので、実は働かなくてもいい人)
自分はお金のために働きます。お金貯めて、また鉄旅がしたいです。志賀のパパは総武本線や、東急の創設時の人だそうです。成功した実業家って、本当にいたんだなと思いました。
■白いものと言えば、涼介のFC
創作物だと、白がテーマになったものは多いです。
余りに多いのですが、自分はオオカミ王ロボの妻、ブランカを思い出します。
・とにかくロボがカッコイイ話
・頭がよく、度胸も体力もある、チームリーダーのエンペラー。その辺の猟師も猟犬も手が出ない。
が、たった一つの弱点が妻らしい白いオオカミだった
仲間の無礼や失敗にはキツイはずのロボの前を、チョコチョコあるくオオカミがいるのに、シートンが気が付く
小さい足跡で、どうもメスじゃないか、ロボの言う事聞かないしとロボを捕まえるために、ブランカを捕まえ殺すシートン達。この辺のくだりは、前半の鮮やかなロボの活動の場面と比べて、やたらスピーディーだったと思う。
ブランカがいなくなって、気も狂わんばかりのロボ。あっけなく捕まり、死す。
シートンものって、安らかな死で終わるとか、和やかに家族の場面で終わるとかも多いですが、そういえば妻と不仲だったというシートンらしい?終わり方なのかなと思います。
ロボ。こんなカッコイイ男、そうないよなあと。
白黒(ハイイロオオカミ)のカップルですが、京一がロボだったら、・・・涼介は京一の言う事聞かないブランカでも、多分あっさり捕まって殺されはしないよなと思いました。(※頭脳と行動力が同じレベルのカップルは少ないかもしれない) |
|