 ■漱石ってバイブルだなと思います。
夢中になって読んだ文章を、ふっと思い出す時があります。別にロマンチックな話ではなく、「美禰子は金も地位もある男と結婚した」「代助は親の金で贅沢をして威張っている」「平岡は金で失敗した」「津田は結局貧乏になるのか?」など、思います。
金にうるさい漱石の、最後に書いた男が津田なのに驚きます。金に不自由しない津田、お洒落で無駄遣いの津田、そして近日破産するだろう津田。
金の心配のない所でしか、本当の仕事は出来ないという漱石。その割に社畜で、しかも書いた作品はことごとくいいという人でした。
漱石が全てを解決するとは思いませんが。長く悩むだろう事、多分解決しないだろう事を思う時、伴侶になります。うん、金って偉大だなと。
(お延を育てたのは岡本。すごい金持ち、娘の継子は習い事、見合い等、潤沢に育っている。全ては金があるから。津田も金に困って、岡本から借金しろという始末。お延と結婚した理由は、岡本の金の魅力もあったか。
劇中トップの金持ちは吉川夫人。暴力的に、津田の異性関係をオモチャにする女。全ては金のお陰。
ここまで金と愛(自己愛・他者への愛)が、正比例する作家は珍しいと思う。それからで代助が勘当された時、義姉梅子が代助に金を渡したと思う。金大事。細やかな愛も金がないと成立しない。なんで金?と思ったが、全く金だなと今は思う)
■春から仕事が変わって、半年経ちました。
もう焦らないぞと思うのか、もう甘えてはいけないよなと思うか色々ですが、多分異動直後のショックよりは何かと小さいといいなと思います。
同世代の女性は、みんな育児で忙しいので
若い頃程、異動が〜仕事が〜という話を、あんまりしなかったと思います。うんそうだよね、子供さんの話私分からないし、生きて動くお子さん達を育てる貴方達が私の一億倍偉い、すみません、愚痴です 仕事頑張ります
と、結構思いました
命を育んで、預かっている女性程偉いものはないと思います。
一生、偉い女性にはなれないと思いますが、あれこれ一区切りついたら、只見線に乗って来ようと思います。イニD好き、兼乗り鉄です。
男の人だと、「乗り物」という観点で、自動車も電車も、飛行機もバスも好きみたいな方もいるそうです。
自分は鉄道最盛期が、モータリゼーションで急下降したという歴史的経緯を知っただけで、大いに自動車に憤怒を覚えました。自動車がないと生きていけない群馬の癖に。 |
|