 ■細雪下巻を読んでいます。細雪ではなく、どこかのご家庭に取材した、ドロドロの小説もあって、そちらは家族の抗議で中断したと聞きます。
細雪は珍しく、谷崎の黒い面が少ないのだそうです。それでも、苦しむ姉妹達、男達を克明に冷静に、やっぱり谷崎風に描いて行く様は、黒いなと思います。
■しげの先生について。
近日のニュースから逃げる様な文章になりますが、真っ先に思うのは、ご出身が十日町市の旧松之山町である事です。日本三大薬湯、松之山温泉があります(あと二つは群馬の草津、兵庫の有馬)
ご当地に行くと、ちょっとしたコーナーもあるそうです。群馬北部同様、超豪雪地域なので冬期の電車は不安定ですが、ちょっと行ってきます。
■昔通った東京の安いホテル、県内の温泉ホテル、結構休館になっていてなんか悲しくなりました。
ランドマークだと思っていたんだけどなあと、悲しいです。(それだけ歴史があると、今の世に合わない面が増えるのかもしれない)
・・・ここにこのホテルがあるなら、次も都内のイベント頑張ろうかなと思った東京のビジネスホテルが全て休館、廃業しています。(入谷、蒲田、浅草)
値段がお手頃で、そこそこイベント会場にも近いなんて、即ち「古い」「少し不安かも」的な要素が多いなとは思っていたんですが。だからこそ、近代的な都内に怯えないで泊まれるいい場所だったなと思います。
いよいよ、都内に行く理由が一個もなくなった気がします。見たいミュージカルなんて、多過ぎて思い出せなくなりました。県内にも劇場はありますが、どこへ行っても
「やかましい客」 「自分は関係者という謎の態度の客」 「貧乏ゆすりの激しい客」
は、いるわけで、一時期自分の趣味は観劇かなと思いましたが、続きませんでした。
いろいろ思うと、もろもろの危険、「失職」まで考えてしまうと都内に次行くのか分かりません。都内を飛び越えて関西には行くだろうなと思います。
コロナの走りの頃、あ、このイベント申し込んだけど群馬から飛び出して行ってコロナにかかって、「何してたの」と言われると失職か・・・・と思った恐怖は忘れません。 |
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