 ■金精峠が開きました。昔は長距離の路線バスもあったそうですが、今はほぼマイカー移動でしょう。確か去年のGW、自分は初めて自家用車で峠を越えたと思います。
案外、片品付近まで行くと「え、日光?すぐそこ」みたいな感覚です。今年は日光駅前まで、愛車で走ろうかなと思います。紅葉の時期の大混雑じゃないから、大丈夫だろうと思います。
(戦場ヶ原〜馬返あたりでいつもバスに乗り換えて、東照宮前まで移動している。混雑苦手・・・やっぱり東武さんが安心 道自体はシンプルだけど混雑は読めない)
■シャーロットブロンテ、シャーリーを読んでいます。以下雑感です。
・やや他の作品に比べて、評価が高くないと言われがちらしい。部分部分はガッと来るのに、冒頭部分が異様に長く、本題であるだろうシャーリー・ギールダーが出てくるのがとんでもなく遅い。
シャーリーが出て来るタイミングは最高なんだけど、彼女を作品が必要とするまでがだるい。昔の小説なので、ヒロインがいきなり食パンくわえて朝疾走しているわけないのは分かるが、あまりに遅い。
ジェインエアの、あの怒涛の流れはシャーリーにはない。ジェインエアが余りに有名なのは、物語の大河的なノリ故だと思うが、「空想的」と当時批評され、故に現実的?なシャーリーが書かれたらしい。
それを考えても、特にシャーリーがバリバリに現実的かというと、そうではないと思う。女の子の気持ちや、ドレス、台所の忙しさ、使用人達の暮らし等、読みたいところは十分ある。
これに「貧困問題」とかからめて、大丈夫かと半分読んで今思う。登場人物達はオースティン的なユーモアもあるし、面白いけど、社会派な本かというと違う気もする。最後まで読むと分かるんだろうか。
シャーリーへの違和感は、急に嵐が丘的な描写が増える点かなと思う。オースティンのヒロイン達もよく散歩するけど、あくまで南イングランドの暖かそうな明るいイメージ。ブライトンやバースもお馴染み。
ブロンテ姉妹と言うと、どうしても荒涼なイメージが強い。荒涼→嵐が丘、ジェインエア、ワイルドフェル・・・→シャーリーも?と他の小説からのイメージが流れ込んでくると、混乱しそう。 |
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