■供養で書こうかなと
気難しい、父方の祖父がいたんですが。家庭内のヒエラルキーに敏感で、トップの座が祖母、次が父だったので、目下の私や母を隙あらば攻撃していました。
なんていう嫌な祖父さんだと思い、我慢していました。で、ある時、従兄が家に遊びに来た時(※父の姉の子)
「何食べる〜?どこでも、オジーチャンが連れて行くよおおお〜お蕎麦あああああ?もっといいもん食わせるよおおおおお」
と、別人になっていました(もちろん竹淵はアメ一個祖父さんからもらった事はない)。息子の嫁の子と、娘の子では扱いが違うと言いますが、あれ以上露骨な例は大人になった今でもあまり見ません。
日本の人口が減って、孫差別する余裕もなくなればいい(そんなことはない。過疎化の村でも、山奥の学校でも残酷なイジメがある)と思いますがどうでしょう。
こういう感情を昇華すると。「涼介って、よく啓介に優しく?出来るな」という結論が出て来ます。
啓介はアニキこそ恵まれて愛されて、自分は味噌っかすぐらいに思ったでしょうか。多分ママが即金でバイクやFD買った上に、天文学的にチューニング&走り込みのハイオク代出すあたりで、一回考えて欲しいかなと。
(高橋兄弟に、不労所得があるかもしれないとも言えるけど。年齢的に運用は難しいか。)
■荷風の戦後の小説をいくつか読みました。
ブロンテ姉妹から荷風って、どんだけ幅があるんだと思いますが、読んでいて特に距離を感じませんでした。
文学はみなそうだろうと思いますが、社会に異議ありの状態でないと、筆なんて持たないかもなと思います。
ブロンテ姉妹
→圧倒的男社会に異議あり
(嵐が丘は、キャサリン一世とヒースクリフが結婚してもハッピーエンドにならない。社会の枠外の関係。
男社会を肯定したから、キャサリンはエドガーと結婚したのだし、それ故にキャサリンに選ばれなかったヒースクリフが狂う)
荷風
→社会体制全体に異議あり
(男社会の悪い見本みたいな人だけど、常に社会と喧嘩している気がする。戦前・戦中は政府から検閲を受け、戦後はGHQに検閲を受けている。日乗も、当時はバレるとヤバイ内容だった。
社会と戦えと誰か言うかもしれないけど。ドレフュス事件・大逆事件の事もあり、もし荷風が筆で戦ったら80歳近くまで生きてはいなかったと思う) |
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