■桐生キャンパスの涼介と京一を妄想していました。
・香織&凛に出会わない涼介。医師にならなくていい涼介、チームを作らない涼介、赤城の白い彗星じゃない涼介(香織&凛&両家の関係者には、涼介は「疫病神」だったとも言えるのでは 涼介、前橋にいちゃダメだ)
(※こうなると啓介がぐれっぱなしなんだが、そもそも弟の「しつけ」は兄の役目じゃなくて、ご両親の役目では)
・京一は普通に理工学をやって、エボ買って、週末は日光か東堂塾行って。チーム作って、楽しい若者の暮らし。涼介も家の事がないなら、理工学部じゃないかなと思う。
京一の雪辱!的な展開になるんだろうか?
あんまり細部まで妄想できないけど、桐生の学生寮で二人部屋とかいいなと思った。学部友達から京涼に至るまでの流れは、ほぼ本編と同じだろうなとも。
■漱石を読んでいて、どんな色恋の場面や、経済的な話の急所な場面になっても。
最後は禅に行くのって、ミュージカルで歌が始まる様なものなのかなと思いました。初期の草枕や猫でも、急場になると禅が出て来た気がします。
漱石って
・漢詩が書ける、中国語として読んでも平仄が完璧だったらしい
・日本の古典にも普通に詳しい インテリだし
・英語に堪能、本職は英語の先生だった 留学経験あり
・現代思想等にも詳しい
・周囲に博学な人が多い
・旧時代の教育や考え方にも、慣れている (荷風や谷崎の時代より、前の人なんだよなと思う)
自分は日文は専攻しませんでしたが。例えば「漱石と何々」というタイトルで卒論を書くとしたら、多岐にわたり過ぎて困りそうです。
とんでもなく奇抜な恋愛を書く時もあるし、妙に旧癖を守ったり、時には金の話しかしなかったり。漱石の「バランス」を思うと、いつか何か分かるのかなと思います。
こころの先生が、求婚を旧来通りお嬢さんの母にしたのに。代助・宗助は人の奥さんに手を出す男。旧癖を打破するようなしないような。
家制度等を破壊する気は多分全くないし、今の日本に文句はあったろうけど、「頑固」の域を出ないし。博士号辞退とか、漱石の性格等小さな意味で解釈される事が多そうだけど、主義主張的にどうだったんでしょう。
流石、低回派だよなとも
欠点を上げるなら。
東京生まれ東京育ち、亡くなったのも東京なので、「地方」が書けないことくらいでしょうか。基本的に都会のインテリ、中流以上の家しか舞台になりません。小説の男達も、ほぼ全員帝大卒の富裕層です。
「ちょっと旅行に」が数か月の近畿旅行とか、ナチュラルに志賀。それからの梅子が、自分の都合で百数十万なら代助にポンと出せるってどういうこと。 |
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