■峰不二子という女を見ています。以下雑感です。
・ファーストに繋がるという触れ込みだったらしいが、五エ門のキャラが違うし、不二子も違うキャラだよなと思うので、これはこれで独立しているアニメだと思う
・結局、峰不二子という女の生きざまみたいなのは表現されるけど、「謎の女」のまま。これは全シリーズそうじゃないかなと思う。原作も何人かの女性を皆峰不二子と呼んでいる様だし。
・アイシャとその母の話なんだけども
洗脳が、主犯が死んでも母子ともに解けなくて、「こうだったらいいのにな」をやってみた話
余りに悲惨で、巻き込まれたオスカーも早晩亡くなると思われる。銭形は最初からルパンしかみていないし。
救いは次元
チッチョリーナの話といい、温泉場の話といい、「優しさ」が次元のテーマなのかと思う。ハードボイルドでジャズなはずの男なのに、優しい。
ルパン→狂言回し 次元→癒し 五エ門→ギャグ担当 不二子→バイオレンス担当
■ブロンテ家の物語、という本を読んでいます。大体の嵐が丘等のブロンテ姉妹の著作だと、巻末で「ベルと言う男性とも女性ともとれる名前で出版され〜」など、大雑把な事を教えてくれます。
結構どの解説書でもそんな感じなので、他にないんだくらいに思っていました。
この本は違うなと思いました。
「嵐が丘の」元ネタ、とか書いちゃうのはすごいんだろうなと。元になったと言えそうな伝奇、復讐譚があるそうです。
嵐が丘の秘密!とか言って、「実は後半部分が大事」など、それはそうじゃないかボリュームがあれだけ割いてあって、などイエスとしか言えないない様だったりする本が多いのに
(でも、その提言だけでもすごいと思う。ガラスの仮面じゃないけど、キャサリンと言うと野生児・ヒースクリフは乱暴なだけの男、とされるけど違う。
キャサリン一世は、お隣の豪華で文化的な優美な世界に憧れていた。結婚すれば、ランクの違う女になれるし、現に求婚されるくらいだったのだから、キャサリンは単純な野生児ではない
ヒースクリフも暴力のみで、二家族の人員と屋敷等財産を奪ったわけじゃない。イザベラとの結婚は法的なものだったし、嵐が丘の家を回収したのも、法的にありだった行為になる。かなり法律を知っている男、財産も実は自分で数年、キッチリ稼いできたとも言える。
ヒースクリフは怖い男だけど、今も当時も男はそんなもんじゃないかと思う。
キャサリンとヒースクリフのエネルギーが、全く「いい方」に向かず、会えば男と女なのに殴り合い・傷つけ合いだし、それぞれ別の異性と結婚し、子供をもうけている。それが嵐が丘) |
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