■峰不二子という女を見ています、以下雑感です。
・アイシャの絶望が語られる数話が始まるのだけど
絶望のアイシャ、オスカーと違い、爛々とした不二子の生き様を描いて、それが「峰不二子という女」というテーマでいいのかなと思う。
ルパン三世と言うと、脇役の女の子でも生き生きしているものだけど、L峰の場合、「敗者」な女の子達、オスカーも含めて、「不二子になれなかった」キャラが哀れに過ぎる。
どうしたよ?と思うけど、不二子が主人公なので、不二子を「差別化」しようと思うと、そうなるのかもしれない。パート6みたいに、「なんだかいい人の不二子」は物足らないので、極北の不二子と思うと分かる気がする。
が
アイシャやオスカーと言う、「いかに救われないか」とまざまざ描いたキャラに対し。当たり前だが、不二子の「本当の背景」はやっぱり描かれない。公式が謎の女なのだから仕方ないのだけど。
何もかもえぐく「描かれた」アイシャ・オスカーに対し、謎のままの不二子はずるいなと思わないでもない。
・ルパンに正史はないというか。ルブランのルパンとはそもそも別物だし(その割にフランスで版権問題になったけど)、コミックスならある意味全員亡くなっているとも言える。
年齢の問題にしても、もう辻褄を合わせるのは不可能だと思う。キャラが誕生したのが1967年、どう計算しても合わない。当時だと、ギリでルパン一世が生きていたとも言えるらしい。
そんなわけで、ファーストの前に位置づけられる峰不二子と言う女も、外伝。「ルパンファミリーの出会い」もパラレル的なものを入れて複数あるので、L峰もありだなと思う。 |
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