■多分、今までお世話になった学校の「先生」の、当時と同じくらいの年齢になったと思うんですが。
あんな過酷な仕事、先生達ほんとうによくされていたなと思いました。家には横暴な年寄りと、クソ忙しい母、その母が愛する(竹淵以外の)子供達、世間体第一の父しかいなくて
自分の全てを「先生」に委ねていました。悪い先生はいなくて、皆、真剣に聞いてくれていたと思います。中学くらいだと生徒もお年頃になって、「中年男性」を嫌うのですが(※竹淵には嫌う余裕がなかった)。そんな生意気な少女達をどう思っていたのか、土日・長期休暇でもソフトボール顧問していたあの先生を、やはりすげえと思います。
■エリザベス・ギャスケルの小説を読んだ事がないんですが。シャーロット・ブロンテの生涯の方は今読んでいます。
・なんというか小宮
小宮を思い出す。いらんのに、「漱石先生立派!」「親も義理の親も最低!」みたいなことを書き加えてくれる人だった。そんな小宮も、結構漱石を傷つけていたはずだが。
漱石には道草があるけど、シャーロットには道草がない。道草なんだろうなという作品の箇所はあるけど、ずばりシャーロットの生活だったかと思うと不安。
・シャーロットの死後、あれやこれやと本当ではない噂が出て、対抗策としてのギャスケルの伝記だったというが。
その、嘘の噂を流したのはギャスケルだったという
ブロンテ師の奇行、娘や妻の靴、洋服を捨てていたとか言う話は結局本当だったんだろうか?娘達に対し、ブランウェルだけは甘やかされていたのは、なんか分かるけど
シャーロットへの振り返りと言う感じの本なのだけど。
時期的にパパも旦那さんも生きているので、なんか不思議な気がする。伝記の出るのが早い気がする。
シャーロットの人生最大級のイベント
「既婚者への、数多のラブレター」は伝記では結局書かれなかったらしい。関係者がまだ健在なのだからそうなのだろうけど、シャーロット以外の伝記の登場人物については、まだ一割くらいしか読んでいないのに、適当かつ辛辣
本当か?と思う
もともと、シャーロットをヒロインにした小説を書こうと思っていたらしいので、作り物めいているのはある。ギャスケルは小説家であって、ノンフィクションライターではないはず えー?
ブロンテ姉妹の注目に乗っかっただけじゃんと思いながら。この伝記がないと、今では姉妹の情報が足らない訳で貴重。正確に書こうというより、二次創作っぽい
かつ、既婚者に恋していたシャーロットを守る意味なのか、シャーロットの生まれなどに手厳しく、不自然な気もした。それがビクトリア朝というものなのかもしれないけど、そもそも女性がペンを取る事自体、時代的にはイレギュラーのはず。
イレギュラーに生きたブロンテ姉妹を、レギュラーに書こうとする、「イレギュラーな存在(ギャスケル)」 |
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