■文ストにブロンテ姉妹は出て来ていないと思いますが。
こじらせ
特にシャーロットは難しいキャラだろうなと思いました。(他の「文豪」も元ネタは一癖あると思うけど、大体別人なので気にならない 名前しか一致しない気もする)
シャーロットの教授を読みました。時代のせいか、差別表現てんこ盛りです。ベルギーやアメリカを含む植民地のこと何と思っているのか。(英国にも毒づくけど)あと全力ルッキズム
(※美男美女は絶対出てこない、イケメンじゃない男性と不美人ばっかあえて出すのがシャーロット たまに美人が出ると性格の方をこき下ろす 服装もなんかお洒落じゃない)
・いやいやシャーロット、「現実的な男は、現実的なものが好き」じゃないと思うよ。サラリーマンマンガとか、不倫ばっかしてんじゃん 現実的な男の好きなものはエロとファンタジーと金と出世だよ 多分
疲れていれば、そういう気楽なもん読みたいよ
で、シャーロットの思う「現実」が教授?頑なな娘さんの、一生懸命書いた感にぐっと来るけど、教授を「褒めた」人が当時あまりいないのも分かる。
だってこじらせがすごい
・一応、カラー・ベルという男性が書いたていになっているが、ここまで「女の子」をバカにした小説は、女にしか書けないと思う
女が女を書いた小説、という感じがする。それくらいエグイ。タイトル通り教員の話なんだけど、男子校の描写が足らない。男だったらもっと濃く男子校を書き、女子校はもう少し夢見て書かないか
それでいて、
教員×女生徒、結婚エンド シャーリー?
わずかな金を懸命に男に返すわりに、フランシスの男に甘い・ゆるい事ったらない。結婚、妊娠、出産、育児のイベントはあるのに描写が足らない。足らないのに、ページ数ばかりある。
飼い犬を殺す描写はなくていい
英国モノって、もっと富裕層っぽいものじゃん?というイメージをぶち壊す小説。女生徒と、女塾長の性格の悪さの描写に「ブス」「デブ」「男好き」と、容赦ない。
じゃあフランシスは?と思うが、結局、男目線?で書いた小説なので、よく分からない。(シャーロットは女嫌いで、男嫌いで、子供嫌い?)堅物で真面目と思いきや、折角得た職業を放り出したり
(※当時なので、女性はレース直しくらいしか仕事がないし、貧乏しているので転職はやむを得ないけど)
結局
「シャーロットの思う、男の思う事」を軸にした小説なので、全てが手ぬるい。もしサッカレイ等、男性作家を読んで、自分も書こうと思ったのかもしれないけど、女に男の思う事は絶対に分からない
シャーロット、貴方に男になる事は無理だ。でも結婚もしたくないし、女の作家だとバカにされるのもイヤなのだから、他に生きようがなかった。
尚、シャーロットは結婚後夫から「書くな女が」「家事しろ」「子供を産め」との厳命で一年せず死んでいる。そりゃあ死ぬと思う、こんなに頑張ってカラー・ベルやっていたんだから |
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