■シャーロットのヴィレットを読んでいます。以下雑感です。
・シャーロット、キライなもの多過ぎ。「子供」「お局様」「男性一般」「金持ち(大体下品に書かれる)」「ギャル」・・・何でも嫌うシャーロット。
が、バーサがジェインの分身みたいなものだという説を読んで。「既婚者」「非ヨーロッパ的な熱情」「不幸な状況に対する体当たりの反抗」「美貌」「財産」等、シャーロットは「自分にはない」ものを劇中に平行して出すことがあるのかなと。
教授もそうなんですが。「男をもてあそぶ」「男好き」「アバズレ(本当にこう書いていたと思う)」「顔だけ(ミヤギ・・?)」「あだっぽい 肉感的(シャーロットは自分の体の貧弱さに悩んでいたらしい)」「お洒落(ブロンテ姉妹は服が地味だったという)」「歌とダンスが得意☆」
天誅と言わんばかりの、女生徒達への書きっぷり
・・・・シャーロットの「こうなりたい自分」?なのかなと思うと切ない。嫌ならシカトすりゃいいって、某FD乗りが言っていたが?
そういうなら、エボはシカトすれば・・・・って
・文豪あるあるで
「金がない!」「死ぬ!」「もう駄目!」みたいな事を延々書いていた作家が
実は金持ち・友達が多い・実家太い・収入は高給サラリーマン並みだった、家族も多い、お酒もガンガン飲むと????となった事がある。漱石とか志賀とか、賢治とか 太宰も
日本の男性作家だけかもしれないが、そもそも文章を書いて残せるあたりで、フツーの暮らしじゃない事は確か(漱石の明暗に、芸術家志望の青年がいるけど、身内にすれば「ハア?事務員になれや」と思うのがもっとも)
ふと、シャーロットの
「死んじゃう!」「お金ない!」「アタシ孤独!」みたいなノリ、どうしようかなと思いました。多分、読んだ事なかったので、ヴィレットを読んでしばらくシャーロットを離れるかなと思います。
親友のエレンはいるし、そんなにアタシ孤独!孤独!って書かなくてもと思います。よく分からない。孤独は孤独なんだと思うけど。
数回、結婚話を断っているし。日本の平成までくらいの女性の様に「結婚しないと人権ない、暮らせない、子供数人生まないと老後もパー」みたいなノリでもないだろうし(※介護保険制度 発足前?)
多分、シャーロットが大げさに書いている訳でも、嘘を書いている訳でもないと思うんですが(創作部分はあっても)
じゃあシャーロットが本当に、寂しい、不美人の、貧乏で、孤独で、残念で不健康な人生だったというと。それはそれで、そんな伝記が出た時親友のエレンから抗議が出たそうです。
労働者ではない、ギリギリ紳士の家であるだけに、難しい立場なのかなと。(パパの年金等で、結婚しないでも生きていける、ギリギリの線だったのか。逆に貧しくて結婚できない・・・?) |
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