madeingermany

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...... 2023年08月08日 の日記 ......
■ 小鳥   [ NO. 2023080801-1 ]

■響け!の劇場版、リズと青い小鳥を見ました。以下雑感です。・・・舞台は全て校内。プール、祭り、オーディション、等見せ場は豊富なはずなのに。こういうの見たかった、ありがとう。

最後の希美の「ありがとう」ってかなりキツイ言葉だったのでは?「もう貴方についてはお腹いっぱいです」という意味に聞こえた。就活のお祈りメールにも匹敵するパンチでは。(みぞれは素直なので素直に聞くけど)




パプワのグンマ様って、一人でみぞれと希美しているんだよなと。

みぞれ的な面・・・本当はとんでもない実力者なのだけど、心の屈折でいまいち発揮できていない

希美的な面・・・自分の不安や未熟さを、道化的に振舞ったり、皆に嫌われない様な言動を選択することで、直視しないでおく

高松は

キンちゃんには、安心して実力を発揮できるように援助したり。おバカでも若干幼稚でも、自尊心を失わない様に指導したり、なんでもするのに。

あー、高松にとってグンマは、愛した人を殺した男の子なんだなと納得してしまう。(キンちゃんは、愛した人の遺児。高松の中にランクと言うか、格があるなら多分グンマとキンちゃんはかなり違うのでは)



・あー、あの希美のポニテフリフリの絵は、みぞれからの熱視線だったのか

そう思うと、最後、希美がくるっと振り返った時の、みぞれの!!!!!?みたいな表情の意味が分かる気がする。みぞれは、希美の後ろ姿しか見ていなかった かつそれで十分だったところがあった


みぞれ

多分プールじゃ可愛いビキニだし
オーボエ上手いし
家はお金持ちだし

全てを持つ女の子なのに、なんで希美にあそこまで頼るのか?自覚がないってこわい


希美

とんでもない嘘つき娘
自衛的な嘘なので、社交辞令と区別できない
ある意味普通の子なのだけど、嫌な意味で普通なんだよなと

みぞれからのベタベタした視線、訴え、ボディタッチ、全てを求められていると知りながら、クルクル交わすいやらしさ

じゃあ希美はみぞれをどう思っているのか?

ひとりぼっちのリズの所に舞い込んだ小鳥、それがみぞれなら、やっぱり、ひとりぼっちの希美には、小鳥=みぞれが必要だったと言うことか




その証拠の様に、みぞれは希美の全てが好き
それでいいじゃないと思うけど、希美はみぞれがイヤ。吹奏楽部も先生達も、みんなみぞれの演奏にウットリし、希美は置いてきぼり

どうして置いてきぼりなのか?久美子達みたいに、すごーい!と言っていられないのか?



フルート吹いてみんなから認められる、明るい人気者の少女として、部内に地位を得る、そんな希美のアイデンティティを、実はみぞれはごく自然に持っている

みぞれを慕う後輩も、みぞれを案ずる友達も、みぞれを応援する先生もいる。多分、みぞれを好きな男子もいる。だから、みぞれに嫉妬する?希美

希美が100%以上に努力しても得られない・届かないものを、みぞれは生まれながらにして持っている。




みぞれを「承認欲求」の道具にして、心の安定を保っていた希美には、劇中が崩壊につぐ崩壊になる。みぞれが実力を発揮し、夢に向かうのとは逆になる。

みぞれに向き合い、真摯に演奏し合えば、全てはすぐ分かった事。小鳥どころか、猛禽なのがみぞれ。だから、いつまでもいつまでも、希美はみぞれを苦しめ、おとしめ、小さな存在にし続けていた・・・のかな 毒親?

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