■響け!の劇場版、届けたいメロディを見ていました。以下雑感です。
・思いのベクトルが一方通行で辛い
あすか母→あすか→ユーフォ(=まだ見ぬパパ)
・あすか、なんでユーフォ吹くんだろうと。しかも超上手く、みぞれちゃんと同じくらい素晴らしく。
ママはあすか(とあすか父)のユーフォ、川にぶん投げたいくらい嫌いだと思う。久美子姉と違って、全国へ聞きにも来ないし(小説では来ていたのか?)。
ユーフォは、離婚するくらい嫌いな男と関連したブツ。なんで進藤さんと結婚したん?と思うが、多分、結婚当時の進藤さんはまだ高名でもなんでもなく、貧しいユーフォ吹きで、ママには「可愛いペット」だったのかもしれない。
上から目線で、哀れな楽器好きの男を拾ったら、男は死ぬ程練習してプロ奏者になった、女と同じかそれ以上にユーフォを愛しとユーフォと「生きる」進藤さん。腹が立ったママ?
あすか、烈火のようなママはそもそも嫌いだったと思う。仕事ばっかで自分を構わないし。練習すれば自分のものになる、パパのことも分かる、吹けば寂しくなくなるユーフォを吹く小さいあすか。可愛い。
あすか母はなんで〜と思うだろうが、そもそも、あんたのことあすかは大嫌いなんだよ・・・と思う。ビンタされても「すまねえ京一」とは言わないだろ?すまなくないんだよ別に。
(※清次がビンタされて即謝るのは、ビンタされても仕方ないくらい、京一に申し訳ないのだと思っているから。あすかみたいな、「このクズ女・・・」みたいな反応、清次はしない子。ちなみに京一も「はっごめんなさい」とは言わない。「真っ当な処分」だから)
・あすか、ママのこと嫌いだろ。憎み切っているけど、夫婦と違って、親子の縁は切れないし、ママが文字通り学費や生活費を100%出している以上、ママから今は去れないあすか。
憎み切っているからの、「母と帰ります」なんだろうなと思う。完全に、滝先生と教頭を前にしたやり取りの時、あすかは俯瞰している。
口論になれば、ビンタだとあすかは分かっている。ビンタか、殴打か、腹パンか、ご飯くれないとか、文字通りお灸とか、ユーフォ捨てるとか落として割るとか、髪の毛切られるとか、・・・・俯瞰と冷徹のあすか
母を憎み過ぎていて、多分、親友になるべき部長・香織、可愛い久美子達にも、蔑視というか過ぎた冷静さを見せる「かわいそう」なあすか。
あすかの本音を言えば、まだ見ぬ進藤正和の所へ行きたいんだろうと思う。娘だし。
ただ、多分進藤パパも再婚しているかもしれないし、愛人くらいいるだろうし、そもそも2歳のあすかを置いて行った男。離婚当時、貧乏奏者だった場合、養育費も入れていなかったのでは。
(故に、孤軍奮闘して一児をここまで大きくしたママの労苦は甚大。多分、貧乏時代の進藤さんを愛して、支援したのもママだったのでは。全力で尽くしても楽器命の男だったから別れた?)
17歳の、母にがんじがらめになっている娘をどうするとしても、母VS進藤さんの長いバトルになるのは必至
あすかがかわいそうでならないのだけど。自分の事情等を部長たちが知れば哀れむだろうから、それもイヤなあすか。故に、ジョイナス先輩であり続けるあすか。あすかーっ
・響け!の重要な話の数々で。「男と女」とかに話を縮小されると、非常に困るのだけど、ここは京アニ。どこまでも一つのテーマを追ってくれる安心感☆
(マンガの天才バカボンで。「ウーマンリブ運動をしており、冷めている女性」が出て来て。バカボンがドライな人だね〜と言っていると、例の如く、パパの後輩が来る。
パパの後輩なので、女性の前で自分の男性器をモロ出しするくらい平気。ブツを見てしまう女性。
女性。急激に「ドライ」も「ウーマンリブ」も捨て、パパの後輩にしなだれかかり、結婚まで行きつく。・・・?と思ったが、生々しい「性」には誰しも敵わないのだという事だと思うが、赤塚ワールドだからこそ出来ることで、と思いたい) |
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