■ヴァイオレット〜の雑感です。少佐死亡!?のあたりまで見ました DVD4巻まで
・「人を殺した」罪悪感を、どこまでヒロインが覚えていられるかなと思った。兄ちゃんも劇場版では甘いし。
普通なら、「私は人を殺した。だから幸せになれない。少佐も失った」と落ち込みそうなものだけど、ヒロインにとっての夢だった日々とは「殺人殺人殺人殺人・・・」の日々である。しかも愛する少佐の指揮下での。愛故の行為=傷害、がヒロインだった
少佐の命令だったしィ、戦争だったしィになるんだろうか?(※代書屋は「仕事」の認識だが、ヒロインにはまだ「職業軍人」という認識がない。劇場版でも、ギルベルトと呼ばなかったけどさ)
・何度となく、ヒロインを捨てようとしている少佐
(実際、兄ちゃんの方は追っ払いたい気満々)
・捨てると言うか、自分の家に置いておこうとしたり、軍内のテントに置いておこうとしたり、エヴァ―ガーデンさんの家に置いてもらおうとしたり
生涯、軍人をせざるを得ない人生なので、ピッタリくっついて来るヒロインを「殺し」から遠ざけられない
軍人の家族だからって、一緒に「殺し」をする必要はないのだけど。分離不安の激しいヒロインなので、少佐は「仕事」と「ヒロイン」を常に背負わないといけない。ひでえ
少佐が軍にいる限り、ヒロインは殺人マシーン
だから、手放そう・捨てよう・別れよう、としたのは分かる。劇場版で会えないと言っていたのも分かる。きちんと帰還すれば、またヒロインは殺人鬼のような女になる。(軍がヒロインに、最も合っている生き方なんじゃないかと思うが)
「家にいてね」「普通の女の子として」などと言われても。野生児というより、獣同然の思考回路で、狂暴、悪鬼のようなヒロインに、「家にいる」事が理解出来ない
この作品は、ヒロインの成長譚と言われても
好きな男の排便にまでついて来そうな女の
脱げと言われれば脱ぐ女の
果てしない分離不安の話
カトレアや社長の優しさだって、結局ヒロインにはどうでもいいもんだったんだなと、劇場版を見ても思う。殺人こそしなくなただけで
少佐だって被害者と言えなくないけど。ヒロインを野放しにした罪がある(ヒロインちゃんかわいそうじゃない!という意味ではなく、ほぼ獣だったヒロインを扱える人材が少ないという意味で。ヒロインは多少勉強しても、根っこは治らない)
小島でほぼ二人きりで生涯を終えられるならいいと思う |
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