■テレビアニメ版の、ヴァイオレット〜を見ました。以下雑感です。
・京アニはヒロインの「少佐ァ少佐ァ（ボロ泣き、暴れる、駆けだす等）」がこのアニメの最重要ポイントと思うのか。ヒロインが理性的かつ感性豊かな女性に・・・なった？と思わせておいて、劇場版で、レイアースのエメロードの様に「この男がいればアタシはいい」的なノリに。
どっちかにならなかったかなあ。
ヒロインの行く末が、「世捨て人になった男の愛人として、孤島で死ぬまで暮らす」しかないんだが。まるで学校であれこれ熱心に勉強しても、結局「結婚した男の好みや仕事等に生涯振り回される女性」なのでは。
まあ、だからこその少佐ァ少佐ァなんだろうけど。（いいですか？このヒロインはいろんな経験を積みますが、全部忘れて男に尽くす人生ですよ、か。ヒロインが少佐＞万物だからOK？）
・バトルガールで、スリムなブロンドブルーアイズの王族のような美少女で、無機質で（※あれは無機質じゃない無関心と言うのでは）、タイプが上手くて、真面目で、いい文章が書けて、周囲に恵まれ（社長とカトレアが偉大過ぎる）、ハイテク義手で、元軍人で、孤児で・・・って
設定、三分の一くらいにならなかったんだろうか。アクションアニメにしたかったのか、世界名作風にしたかったのか、イチャラブにしたかったのか、ウーマンリブなのかゴッチャもゴッチャ
・京アニだし
声優さんが豪華で、映像美は空前絶後。音楽にもこだわりあり。
で
響け！→演奏のすごさ→久美子達の頑張り
フリー！→水の表現→遙達の心情と頑張り
ツルネ→弓道の表現とか→キャラの成長とか
氷菓→繊細な日常→奉太郎の日々が分かる気がする
・・・等、空前絶後の映像美は、必ず劇中のポイントとつながっていたと思う。ヴァイオレットは？
うーん
・少佐を崇めまつる文章で、「森の様〜」とかの材料にするため？
・そもそも仮にも戦争をしていた設定で、あの裕福な暮らしは何だろう。敗戦したわけじゃないからか、戦後のアメリカ本土は無傷だったし
・ヒロインが美少女だから、美少女にはお花〜ってこと？それだけ？アイリスの話があったから、順々にカトレア、エリカ・・・と他キャラメインの話が欲しかった。いきなり「他人」の話とかハードルが高過ぎる
・いきなり、公開恋文とか
日本で言うと平安時代の感覚じゃないかと思うが、舞台設定が最後までよく分からなかった。貴族ゥ〜とか何だったんだろう。英国風、なのかなと思うけどなんか違うし
・劇場版でも、急に姫騎士とか家庭教師とか持ち上げが爆発。いやいや、ちょっと前まで悪鬼のような狂暴極まりない動物だったんだが（例 世話をしようとした人に噛みつく、着換えろと言われれば人前でオッパイむき出しにする）顔の力・・・？
アイリスの「ふられた」話を、言ってほしくないってアイリスが頼むのにベラベラしゃべって。これで今後、アイリスメインの話なかったら怒るぞと思ったらなかった。 |
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