・クリスティの、ハーリークインを読んでいます。見事に金持ちしか出て来ません。道化師を連れていると言えば、ナウシカのヴ王じゃないかなと思うので、道化の存在は貴人のあかし。
お金持ち。馬が趣味なの!って、どんだけ金持ちなんだろうなと。基本的にサタスウェイトもそうですが、クリスティの小説は、働かなくていい人達の話です。
もう、そういう超上流の人達の話なのだと思いながら読んでいますが、じゃあ100%幸せな人達なのかというと、違うのがなんとも。金持ちなら金持ちの方がいいですが。(ダーシーレベルの金持ちがポンポン出て来る。自宅?が観光スポットな人達)
・氷菓を一言でいうと。千反田によって、バラ色の人生になりかける折木・・・なんじゃないかなと思いますが。
もともと折木には、里志がうらやむような特別なものがあって。千反田はそのきっかけだった、とも言えそうです。
恋愛!!オトコとオンナ!!ボーイミーツガール!!と言うなら、それも氷菓だと思いますが
千反田の方が、灰色じゃね?とも
・家が金持ちで豪農で、地域密着の名家だから、することなすこと、考える事、価値観、全部家のため
鉄吾さんがそこまで娘に圧迫をかけていたかは不明、いや、親の代役で酒持って行ったり、忙しかったんですよ〜というので、「役目」自体はあった
それを灰色と言わずしてなんだろうと
だって千反田、自由に〜とか言われてパニック障害に近くなっている。「えーアタシが家をもらうわ!!」とかではない。あみちゃんの、すずめちゃんの様に、弟を押しのけて家の財産を狙う女ではなかった?
何故、蔵から出なくなるまで、悩む?納得ずくで家〜家〜と、鼻息荒く進学コースにいるのなら、それを貫けばいいだけ。鉄吾さんが、娘を廃嫡したとかじゃないだろう。そもそも娘を可愛がっている故の言葉では?
「アタシに千反田家を任せろ!!」的な事も言えず、ひたすら、しおしおと、家〜家〜と呪われた様に生きていたんだろうか。
正月、ヤドカリになってゴロゴロする折木の方が、余程バラ色じゃないかと思う。という、折木に手を差し出される千反田の絵があったらなあ?
千反田イズ、エンジェル!!いい子!!純粋!!ピュア!!という、劇中のシャウトが大きい気がする。竹淵が摩耶花党だからそう思うのか |
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