・なんというか
昔の小説が読みにくいのは、主人公である男性が、何人もの愛人を作り、堂々と甲斐性だとか言って、本妻・本妻との子供を踏みにじるから
(井上靖のしろばんば、織田作、谷崎、漱石、鴎外、康成、荷風は論外だが大体そうかなと思う。漱石も行人、それから、こころ、門、明暗等、「不倫小説」だし
当時、太宰より織田作が読まれたと言う。今は圧倒的に太宰だろう。織田作の小説は当時の暮らしのリアリティが強すぎるのと、当時の貞操観念のままだから、読みにくいかもしれない 面白いけど
雪国も、サザエさんでカツオが読もうとすると、マスオさんが制止している。芸者さんの小説だからだと思うが、子供向きじゃないという意見は正しい)
今の小説が読みにくいのは
別に制度や社会、法律が応援している訳でもないのに、男が女や弱い立場の者をむごく扱うから
簡単に言うと、「頭ポンポン」とか子供でもされると嫌がると思う。髪の毛グシャグシャになるし、汚い手で折角手入れしている髪に触らないでほしいだろう
新聞的に言うと、お役所で100回近くセクハラ等をする偉い人曰く、「有終の美を飾れなかった」・・・・?
ハラスメント約三ケタで、美とは?
昔の戸籍には、「お妾さん」「お妾さんとの子供」が記載されていました。明治頃ですが。ウソのようななんなような
日本で本格的にそう言う面に取り組んだのは、GHQかららしいです。ですが、高度成長期等で、「女は一生涯、男に尽くすイキモノ」「男は外で羽目を外すのがダイジ」ということになり、何も変わらなかったんだなと思います。
(母性神話も、最近のものだろうなと思う。昔のいいとこの奥様が、手ずから育児をしたとは思えない。かなりの頃まで乳母・女中さん等を大勢家に置く暮らしが、あるところにはあった。子供は郊外で金を付けて育てさせる、ってのもあったはず。)
そうでない貧しい家では、そもそも「育児」の概念がないはず。一億総中流、とかあり得ないことを言い出したあたりから、疑っていいと思う。)
最近、社会学の本か、アガサクリスティばっかり読んでいます。マープル好き。 |
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