・出来心で、壇一雄の太宰治を読みました。
無頼派ということで、安吾、織田作と似た読み口なのかなと思います。で、太宰、妻の浮気を知るくだりも書いて会います。
・・・・・・え?と
妻の不貞を知り、不貞の相手も分かっていて、縁を切ったらしい太宰。いやいや、あんた散々梅毒になる〜といって、買春していて何を言うと。
奥さんが過ちを犯したのと、アンタのしている事、何が違うと言うか、まさしく無頼派でやっている事、当時の男達のする事、がいつか断罪されればいいと思いました。
そういう事考えていると、何も読めなくなりそうです。だからと言って、新しめの本は多分読みません。時代的に読むのは、漱石(1905年「吾輩」)〜谷崎(1960年代まで)、井上靖(1980年代まで書いていた)くらいかもしれません。
・戦前×温泉×文豪と言えば、つまるところあれしかないと思いますが。
花袋の紀行文、温泉巡りにだるま芸者という言葉が出て来ました。だるまさんのように、体形が丸い女性なのかなと思いましたが(以下略)。
買春ガイドブックじゃんと
が、多分どの文豪・作家の作品を読んでも、康成を待たないでも絶対に出て来ます。戦後の温泉×作家でも、「ストリップ劇場が三つある」とか、大体語られます。
人が脱ぐのが温泉なんですが。
花袋の頃だと、普通に温泉は混浴も多かったでしょう。特に田舎の露天風呂は、群馬の伊香保も最近まで混浴でした。湯の量が少ない、男湯・女湯を別に作る余裕がない、そもそも混浴の何が悪い、という事で普通にありました。
まあ、なあと |
|