 ・普通に医者やっているキリコに燃えます。医者じゃん、医院じゃん、開業医じゃんと。腎臓の病気の女の子についても、ケースがケースでないなら、普通に入院して、退院していたんだろうと思います。
キリコはあくまでお医者さんであり、安楽死まで選択肢にあるというのが黒男と異なっているだけなんだなと。
安楽死だと高額だと思いますが、普通に開業している分には、何故か「普通」の価格じゃないかなと思います。こうるさい〜の少女からはお金取れないだろうから。
・ブラックジャックが医療漫画の金字塔と言われますが。
マンガとしてのテンポがハイで、医療マンガなのだけど、医療である前にマンガと言うか、結構人が死にます。怪我、事故、本当に不治の病、またはキリコと同意の上で
こんなの医療としておかしい!と突っ込まれた時も、マンガだろ?と手塚治虫は反論したそうです。そうだよなあと。マンガのブラックジャックは、あくまでマンガとしても究極のレベルにあるなと思います。
・何もかも容赦ない 黒男の母も父も、異母妹も容赦なく死んでいく 患者も死ぬし、患者の周囲の人達も容赦なく死んでいく 犬もシャチも、小鳥も死んでいく
・なのに無理がないと言うか、死んで盛り上がるというふうでもなく、マンガとしてのネーム力が天元突破ってこういうことなのかと思う
思ったほど、「黒男」の話は少ない
同窓会の話、恩師の話などはあるが、現状の黒男が圧倒的に優先であって、黒男は「狂言回し」とも言える。
そう思うと、出崎ブラックジャックの黒男はある意味正しいなと思う。傍観者とも言える立場。(患者たちの主治医なので傍観している訳じゃないけど、政治や各個の家庭事情等には立ち入らない)
出崎ジャックや、テレビジャックが、自分と母を苦しめた5人を執拗に狙う姿は想像しにくい
でも、マンガだと黒男の神業ともいえる技術の数々は「復讐のため」とされている。だから、復讐劇が中途になっても、幼いころからためまくった怒りや恨み、フラストレーションは今の黒男からも消えない
だから、男装しても優しい性格故にモテモテな恵さんに対し、ああなのかと思うと悲しい。 |
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