madeingermany

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...... 2024年10月12日 の日記 ......
■ 安吾   [ NO. 2024101201-1 ]

・なんとか史観じゃないですが

子供と大人の間の頃、歴史ものに熱くなる少女が一定数いるとして。いまはなき、歴史読本(新人物往来社もなくなった)を読んだとして

歴史読本は、一応「読み物」でもあり、几帳面な方の雑誌でもありました。なので、

「孔明に愛人がいた」という記事があり、動揺するオタ女子、的な層もあったかと思います。平成の女子にとって、「立派な男性に愛人があってはならない」というのが常識であり、令和においても十分ダメなこととしても



よく考えると、孔明の子供が彼が50歳近い時の子ってのが、相当異例なわけで。大体10代で遅くとも20代で結婚し、子供をなします。何故って当時の平均年齢なら、40代はもう老人も老人だったはずだから

まして孔明の有名な夫人、黄氏が荊州時代の婚姻なら、彼女も到底懐妊できる年齢ではない。黄氏がいつ亡くなったかは当然不明でも、彼女と孔明の子供ではない

おじいちゃんになって子供子供欲しがるなよという話ではなく、当時の中国だと「子孫を残せないのは大罪」だから。北伐で死ぬだろう孔明が、男子を残せないのはダメ。




というか、仮に孔明が絵に描いた様な聖人だったとしても、黄氏以外に夫人がいないはずはなく。

瑾兄でも、「義母に仕え、自分の妻が亡くなったあと、正妻以外に産ませた子供達を育てなかった、瑾兄は偉かった」という評価なので、「夫人が複数あって、子供を作り続ける」ことは正義

瑾兄という分かりやすい例があって助かります。瑾兄の正妻は多分呉のいい所の女性だと思うので、生家に気を使ったのか




・安吾史観らしいものを読んでいます。


・「ものの本にはこう書いてあるが、私は信じない」「私はこう思う」「所詮昔のことなのだから、謎じゃないか」

安吾さん? いやいやいや、と思うが、読み物と思うならこれでいいのかもしれない。ルポライターや、ノンフィクション作家と言うのならNGだと思うけど、安吾の時代にそこまで几帳面だったかと思う



関係ないけど

少女漫画「こどものおもちゃ」で、

「紗南ちゃんに恋人!お相手は直澄くん!」という特ダネが報道され、紗南の友達達全員が信じる、紗南は「あたしがそんなこと言っていないのに、どうして週刊誌なんか信じたの?」と言う (直澄は紗南が好きだが、紗南に恋愛感情はなかった)


あー記事って、ウソであることもあるんだーと思った

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