・なんとか史観じゃないですが
子供と大人の間の頃、歴史ものに熱くなる少女が一定数いるとして。いまはなき、歴史読本(新人物往来社もなくなった)を読んだとして
歴史読本は、一応「読み物」でもあり、几帳面な方の雑誌でもありました。なので、
「孔明に愛人がいた」という記事があり、動揺するオタ女子、的な層もあったかと思います。平成の女子にとって、「立派な男性に愛人があってはならない」というのが常識であり、令和においても十分ダメなこととしても
よく考えると、孔明の子供が彼が50歳近い時の子ってのが、相当異例なわけで。大体10代で遅くとも20代で結婚し、子供をなします。何故って当時の平均年齢なら、40代はもう老人も老人だったはずだから
まして孔明の有名な夫人、黄氏が荊州時代の婚姻なら、彼女も到底懐妊できる年齢ではない。黄氏がいつ亡くなったかは当然不明でも、彼女と孔明の子供ではない
おじいちゃんになって子供子供欲しがるなよという話ではなく、当時の中国だと「子孫を残せないのは大罪」だから。北伐で死ぬだろう孔明が、男子を残せないのはダメ。
というか、仮に孔明が絵に描いた様な聖人だったとしても、黄氏以外に夫人がいないはずはなく。
瑾兄でも、「義母に仕え、自分の妻が亡くなったあと、正妻以外に産ませた子供達を育てなかった、瑾兄は偉かった」という評価なので、「夫人が複数あって、子供を作り続ける」ことは正義
瑾兄という分かりやすい例があって助かります。瑾兄の正妻は多分呉のいい所の女性だと思うので、生家に気を使ったのか
・安吾史観らしいものを読んでいます。
・「ものの本にはこう書いてあるが、私は信じない」「私はこう思う」「所詮昔のことなのだから、謎じゃないか」
安吾さん? いやいやいや、と思うが、読み物と思うならこれでいいのかもしれない。ルポライターや、ノンフィクション作家と言うのならNGだと思うけど、安吾の時代にそこまで几帳面だったかと思う
関係ないけど
少女漫画「こどものおもちゃ」で、
「紗南ちゃんに恋人!お相手は直澄くん!」という特ダネが報道され、紗南の友達達全員が信じる、紗南は「あたしがそんなこと言っていないのに、どうして週刊誌なんか信じたの?」と言う (直澄は紗南が好きだが、紗南に恋愛感情はなかった)
あー記事って、ウソであることもあるんだーと思った |
|