 ・怖いものが苦手です。多分、魔性の子を読むとまいってしまいそうなので、とても興味があるんですが読まないと思います。十二国記のアニメ見るくらいなら出来るのに
というか、あの世界の容赦ない描写が苦手かもしれません。甘くないのが作品の長所でしょうが、甘くないのを楽しめる心の余裕がありません。
キツイ祖母さんとか、愚かな父親とか、仲の悪い兄弟とか、居場所のない少女とか、リアルで十分接してますし・・・「あるある〜ウケる〜」とか思う程いい現実生きていません。
・・・日光市にエボが走るファンタジーの方が、気持ち的に楽かもしれません(※少女が虐待される絵より、ムキムキマッチョが、右コーナーでしぼられる絵の方が、気持ち的に楽)
・十二国記への違和感
・別に、チャイナ風ファンタジーなのでチャイナである必要はない。ただし、史実風に何々何年とか、そもそも麒麟とはとか、チャイナの情報があると世界に入りやすい・・・・・
ことはないよ?逆に気になってたまらない 一見チャイナ?なのに、儒教的(朱子学的?)何かが欠けていてムズムズしてたまらない
まず
・親孝行の概念がない→
基本、木の実から生まれるので、「お腹を痛めた」「親からもらった体」という発想がない。全部作品を見た訳じゃないけど、あの楽俊が「母には感謝している」ていのことしか言わないので、多分チャイナほど激しくはない
・家の概念がない→
親子の概念がかなり違うので、「家」「家系」の概念も稀薄か。祖父母という概念は・・・ないのか?木の実をもいだ人の、さらにその人の木の実をもいだ人・・なのか?
そもそも家って何さと言えば
「男が女に子供を産ませ、育てさせ、その繰り返し」なので、十二国記には合わないかも
多分、そもそもが「チャイナ」を書きたいのではなく、魔性の子が始まりなら、基本は若い子向けのラノベといっていいはず
陽子の話も、日本での陽子のありようはリアルな少女達がモデルらしいので、やはりターゲットは歴オタではなく、ラノベのターゲットとほぼ一緒といっていいはず
つまり、ガチガチの「親孝行」の概念とか、邪魔だろうなと。リアルを追うなら、曹操(宦官の孫)や夏侯惇(目玉食った人)の話とか、周瑜でも「何故あんなに周瑜が偉いかって言えば、彼自身のためもあるけど、ぶっちゃけ生まれもある」など、いろいろ「これこれ」という話は多い
十二国記にはいらん概念も多い
リアルな方は個人の選択とか、生きる意志とか、そんな「小説みたいな」ことはかえって理解には邪魔になることがあるから
・・・・三国志はズバリ、「生まれた家」「生まれた場所」に尽きる。小説は小説 |
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