 ・細雪中巻を読んでいます。板倉が出てきました。中巻、おさく師匠、板倉と死者が多いよなと。下巻も怒涛ですが。
ところで、谷崎の妻になった松子さん、悦子のモデルである長女が有名ですが、男の子もいます。雪子のモデルになった、妹夫妻が養子にしたそうです。
松子さんの子供の男の子の、成人後の奥さんに、谷崎が(略)だったのも有名。えええ?で、松子さんには孫にあたる女性も谷崎が溺愛した事で有名 谷崎・・・
えー、細雪にあたる月日、松子さんの男の子どうしていたん?と。調べても分かりませんでした。彼は、妻も娘も谷崎の「オモチャ」だった上に、細雪で「仲間外れ」じゃないかなと(劇中、松子≒幸子は、「女の子一人」とされている 清治さんは?ねえ清治さんは?)
・ウテナがどれくらい絶望がテーマの話かと言うと
鳳学園は、墓場だと言われています。本当の理事長は病身、繰り返し出て来る棺、棺桶、葬式、死んでいくネコ、廃墟、故人である御影と馬宮など、何かと死についての描写が多いです。樹璃の語る、おぼれた男の子って・・
直球なのは、無理をして登校し、決闘直後に他界した瑠果。病み上がりじゃないじゃん・・・、劇場版の冬芽も故人。
おいおい、みんな10代じゃないかと思いますが、幾原モード全開と言うか。花って言うのが、例えばセーラームーンの様なロマンチックな扱いではなく、多分、死者への手向けでもあるのかなと。(劇場版だと、隠す意味でバラ園にアニキの死体が埋めてある)
うん、鳳学園に京一はいない気がしました。
涼介の一部は、鳳学園のバラ園に埋められている気がしますが、京一って、ストライクで男なので、「受け入れる性」ではなく、「受け入れさせる性」なんだよなと。
よく、女性を「命をはぐくむ性」とか言いますが、その前に「受け入れ」ないと命は出来ない訳で
仮に、平和的に生きている女性であっても
・ある日突然、自分の体が女性になっていくのに驚愕する。(おしりが大きくなる、胸がふくらむなど)
・唐突に生理が来る ・病気じゃないのよとは言われるが、文字通り生理なのに男に好色な目で見られ、「コソコソ」するものだと学び、「女性の体は恥ずかしいものだ」とすりこまれる
・よく考えると、幼女でも性的被害はあるし、女と言うだけで実に多難 ・おまけに「なんでも男が優先」と義務教育で叩き込まれる(出席番号は男から付番される 今は違うのか)
・・・・多分、こういうの全部受け入れた形なのが、最終的に劇中のアンシーなんだろうなと。男は偉い、という何かを全面的に表現するとアンシー
王子様ごっこするウテナは、確かに「軽蔑」されそう。結局、かなり途中まで西園寺の「アンシーを戦って守る」というスタンスと、ウテナは同じ
京一には分からん世界だろうなと。曖昧に漠然と、「女は弱いから守らねばならない」的な意識はあると思いますが。
涼介は若干アンシーなんですが。一種の諦め、無力感、異様なまでの従順さとか。イニDはやっぱり描いている方が男だからか、女性の生きにくさとか全然わからんで描いているよなとも。(なつきも、書きようによっては納得できるキャラになったのかも いや白石さんのことを思うとムリ) |
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