 ・映像美で好きな「おもひでぽろぽろ」
いい年の独身女性がルンルン気分で、親戚の農家で一週間過ごすという、ある意味女性も農家も「デリカシー」のない映画。
女は「ド田舎に遊びに来た都会のお嬢さん」という姿勢を絶対に崩さないし、親戚たちは「この女、こっちの若い男の嫁にでもしないと農家が続けられない」という事情があった。
映画の終盤に親戚の中年が、「この女はド田舎に遊びに来ただけだ」的なセリフを、少しイライラして放つ。そう、繁忙期に素人が農家をウロウロしてムカつかれないはずがなく、みんな「もしかしたら家の嫁になるかもしれない」と我慢していただけ。そんな露骨な映画。
・思春期の頃
負った傷を癒すのに、塩原や中禅寺湖に行っている気がします。群馬の老神は、「傷を負った神様が癒された湯」などの伝説もあり、高橋クリニックです(?)。
で、思春期の頃の一例
竹淵「いやー、男の子の事とか分からないし、恋とかしてないなあ」 同級生女子「え?オトコにも恋にも興味がない!ヘンタイ!レズ!!こっち来ないでキモい!!」
別の日
竹淵「須藤君(仮名)って、かっこいいなあ」 同級生女子「ギャハハハ、竹淵がオトコに興味がある!おっかしーみんな聞いたー?竹淵の癖に、オトコが欲しいんだって身の丈も知らないで」
今でも、そいつの人をバカにした言い方が思い出されます。一人や二人でなく、つまり、竹淵に「カッコイイ」と思われた須藤君(※仮名)は、あのへんな女に好かれるなんて、一生の恥、という反応でした
よく考えると、あたしが恋に興味があるとかないとかどうでもよくて、あたしがカレーライスを選ぶか、クリームシチューを選ぶか、どっちを選んでも、指差して笑う奴しかいなかったのでしょう。
そこまでの状態から、自尊心を復活させるまでの苦労といったらなかった気がします。自分の王国を築いてしまうあたりで、谷崎にシンパシー。
また
同級生女子「竹淵、アニメ好きなの?キモッオタク!あたしなら死んじゃううう」
別の日
竹淵「あのアニメ、最近見ていないよ そんなに好きって程でもなかったし」
同級生女子「エーッ、あんなに好きなものを否定するの!?薄情もん!嫌いッこっちくんな!」
アニメオタクでも、アンチアニメでも、往復ビンタされる日々だったし。これがサンドバッグなのでしょう。
あの若かった日々よりひどい日々は、もう来ないと思います。働いて金がもらえる有難さ
(※祖父母が農家だったので、罵倒と共に無償労働させられ、いつか(略)してやると思った。たまに来るいとこ達が、じいさんやばあさんに甘えているのを見ていると、よく(略)さなかったと自分を褒めたい) |
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