 ・真子雑感です。
・腹黒いと沙雪が言う。何を言うかと思うが、
「涼介に抱かれたくて碓氷最速の女へ登りつめたが、彼はモテ男過ぎて無理っぽいので、たまたま横川にいた童貞全開の池谷にぶりっ子してだまして近づき、「涼介を引退に追い込んだ」憎い拓海とのバトルにこぎつけ、勝って憧れの涼介さまに注目してもらい、ワンチャンゲット!彼女になれちゃう?!」予定だったのだから腹黒いっちゃ腹黒い
(一応、涼介に対し、恋か憧れか分からなかったと真子は言う。そりゃあ、一回も会話してないしさ・・・)
池谷が「勘」で、真子と付き合わなかったのはある意味正しい。だって、絶対どっかで真子「涼介さま‥」とか言うだろうから
仮に池谷とホテルに行ったところで、ベットのサイドテーブルの鞄には「涼介さま」帯同だしなあ。
涼介の出番を最後の最後にし、あくまで池谷と真子のラブストーリーに仕上げたアニメは正しい。
なので。秋名(伊香保)に行くと、あたかもレギュラーキャラのように、真子が涼介の近くに描かれるので困惑しないでもない。先生の描く女性達は「男との関係をこじらせるだけこじらせて、消えていく(香織さんとか)」事が多いと思うので複雑。
近年の秋名の「集合絵」的な絵に、池谷はまずいないからセーフかのかもしれないけど。真子は、本当は扱いにくい女ではないかと思う。(釜飯弁当や、おぎのやのアイドルなので、遠くから見るにはいい女)
・まだ康成を読んでいます。もともと長編の少ない作家で、短編を多く残しています。
長編は向かない人だよなあと。
長編と言われそうな雪国も、短編集とも言える構成です。間間にある「お話」も、特に前後とつながっていません。
冒頭に銃が出て来たら、その後その銃がお話に使われなくてはならない、という創作のルールがあるそうですが破る康成。 |
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